看護師という職業を選んだ理由
小学校2年生の時、自宅は洗面所とキッチンの台所が共通で使用していて
朝、歯磨きをしているときに、母がほうれん草をゆでた鍋を持って私の
肘にぶつかり、沸騰したお湯が右腕(前腕)にかかって深い熱傷となり
毎日、1時間かけて病院通院していました。ある日、病院でいつものよう
に看護師さんが包帯をはずそうと勢いよく猛スピードで外す途中、私の
腕の皮膚が包帯にくっついたままはがれ、出血がとまらなくなり医師か
ら緊急手術といわれ臀部から皮膚を移植する必要があると告げられ、
小学2年生の私は恐ろしさを感じたことを覚えています。その時の看護師
さんは不愛想でツンツンしていて結局自分のミスもしらんぷりでした。
このような人が看護師だなんて・・と思っていました。結局病院を変え
手術しないで治癒しましたが、皮膚は10×7cmのケロイドとなって残って
います。これがきっかけで看護師の資格をとって患者様から信頼される
ナースになりたいという強い気持ちになりこの仕事の世界にはいりまし
た。
いろいろな経験
いつも楽しいばかりではなく、つらい時や苦しい時、やめたいと思った
こともありますが、経験の積み重ね、日々の努力で今では教育の立場に
なりました。看護も介護も日進月歩。勉強を継続させないとついていけ
なくなります。業務中心の仕事ではなく、患者様中心の仕事と心に決め
いつも患者様の心に寄り添い、困っていることや、不安なことに手を
差しのべ、少しでも明るくなっていく患者様を看るのが楽しみになり
ました。どのような職業も同じですが、信頼を得ることは大切です。
この職業はとってもすばらしいです。人の役に立つ仕事ができて幸せを
感じます。