EPA看護師候補者への国家試験範囲を説明
出題科目:
基礎医学 基礎看護学 成人看護学総論 消化器疾患 肝・胆・膵疾患内分泌代謝疾患 腎・泌尿器疾患 免疫・アレルギー疾患・膠原病 血液造血器疾患 感染症 呼吸器疾患 脳・神経疾患 運動器疾患 眼疾患耳鼻咽喉科疾患 歯・口腔疾患 皮膚疾患 女性生殖器疾患 老年看護 小児看護 母性看護 精神看護 看護の統合と実践 健康支援と社会保障制度
参考書
お勧めの参考書はレビューブックとQB(クエスチョンバンク)看護師国家試験問題解説です。
学習の進め方
候補者は初年度はほとんど専門用語の漢字は読めないです。読み方と意味を個人で調べるとなかなかはかどりません。私は音読させて、読めないところは読み、意味の分からない文章や語句、専門用語を説明しました。継続が大切です。自分のノートに要点学習を日本語で記入。母国語でわからないところだけ記入の繰り返しです。要点学習がすんだら、その要点と類似している問題を解かせます。間違えたら分析。ケアレスミスなのか、知識がなくて間違えたのか。間違えたらまた、要点学習をします。この繰り返しです 要点学習 → 類似問題を解く → 要点学習
ノート提出
週に1回ノートを提出させています。確認して再度類似問題を出し理解度を確認しています。間違えたら要点学習の課題を出しています。どのような問題でつまづくか把握します。
小テスト
週1回小テストを作成し時間を決めて解いてもらい、音読、答え合わせを行い、なぜこの選択肢が✖なのか説明。説明できる人には説明してもらっています。
国家試験は必修問題が40/50点とらないといけないので、簡単な必修問題から取り組むのがお勧めです。文章が短いので学習しやすいです。
必修問題は基礎看護学、健康支援と社会保障制度が問題の約半分を占めています。
基礎看護学の頻出テーマ
輸液 罨法 医の倫理 看護の倫理 酸素療法 吸引 マズローの欲求段階説 浣腸 注射(皮内 皮下 筋肉内 静脈内)コミュニケーション経腸栄養(経鼻経管 胃瘻 腸瘻)導尿 採血
健康支援と社会保障制度の頻出テーマ
介護保険制度の概要 保健師助産師看護師法 医療保険制度の概要 人口構成 世帯構造 死因・死因別死亡統計 国民健康・栄養調査 平均寿命 医療法
法律や介護保険制度の概要、医療保険制度の概要は講義を行い説明した方が効果的だと感じます。日本の介護保険制度を理解するのにかなりの時間が必要でした。
まずは自律学習できるようにサポートしていくことが大切です。困っている方がいたら役に立つことができればと思います。