EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

第2回模擬テストの復習

 今日、模擬試験の復習を一緒に行っているときに気づいたことです。改めて日本語の難しさを考えさせられました。

問題 学校保健安全法の規定で正しいのはどれか

1.学校は保健室を置くことができる

2.学校は学校医を置かなければならない

3.学校は養護教諭を置かなければならない

4.学校の設置者は、感染症予防の必要があるときは学校の全部または一部の休業を行わなければならない

 

EPA候補者は選択肢1と2で選択を迷ってしまった。選択肢1は保健室を置くことができるから間違っていない。選択肢2は学校医を置必ず置く義務がある。ければならない=置くことができると思い、必ず置く義務がある。どっちが〇なのか迷って結局選択肢1を選択したということでした。

選択肢1.は学校は保健室を置くことができる=置いてもよいし、置かなくてもよいということになる。必ず置かなければならないのでこの表現は✖となります。

選択肢2.は学校は学校医を置かなければならない=必ず置く義務がある。義務づけられているので選択肢2が〇となります。

選択肢3.は学校は養護教諭を置かなければならない=必ず置く義務がある。義務づけられていないので✖となります。

選択肢4.は学校の設置者は、感染症の予防上必要があるときは、臨時に、学校の全部または一部の休業を行うことができるので、義務づけられているわけではないため✖となります。

候補者は置くことができるの日本語を置かなくてもいいとは考えつかなかったそうです なるほど海外の方の立場になるとそうだよね~と考えさせられました。このことを週1回来ている日本語の外部講師に伝え、類似問題を考える必要があると考えました。知識があっても日本語の表現であやふやになってしまうそうです。私は日本語講師の資格はないため文章の意味だけ伝えています。今回候補者はアハハと笑っていました。まだまだ日本語の難しさを考えます。海外の人にとって日本語能力テストN1があれば楽勝と思いますがN3では難しいレベルだそうです。これが長文になるともっと大変になってきますが、 あきらめずに前へ進んでいきます。 法律関係も試験範囲になっており母体保護法母子保健法生活保護法、労働基準法保健師助産師看護師法など候補者の苦手な法律関係もわかりやすく説明し理解していただけるよう支援していかなければならないです。 最後まで読んでいただきありがとうございました💓