EPA看護師候補者教育 〜看護師候補者とともに〜

新生児期・乳児期にみられる反射

 

哺乳反射

ルーティング反射: 新生児の頬に指で軽く圧を加え

ると、児は刺激の方に顔を回転し、口を開く

 

口唇の捕捉反射: 与えられた乳首を口唇や舌で捕捉

する運動

 

吸啜反射: 口唇や口角に近い頬部に触れると、乳児

は口を開き、吸い込む動作(吸啜運動)

 

この反射は生後4〜5か月に消失する。

 

把握反射: 正常な新生児の手掌にものが触れると、強く

握りしめてくる

この反射は生後4〜6か月に消失する。

 

バビンスキー反射: 足底の外側縁を軽く摩擦すると、母指が背屈する。他の指が扇のように広がる。2歳以後の小児で、陽性であれば異常と判定する。

この反射は2歳未満までに消失する。

 

交差性伸展反射: 一側の下肢の足底を指で強く圧迫すると、他側下肢をいったん内転屈曲し、検者の指を排除するかのように、一肢に沿って伸展する。この反射は生後1〜2か月に消失する。

 

自動歩行: 新生児の腋窩を支えて床に立たせ軽く前傾させると、下肢を歩行運動のように交互に屈伸させる。この反射は生後6〜8週に消失する。

 

緊張性頸反射: 仰臥位の乳児が自発的または他動的に頭を一側に回したとき、顔を向けた側の上下肢が伸展、他側の上下肢が屈曲する。この反射は生後4〜6か月に消失する。

 

モロー反射: 乳児を仰臥位にさせ、後頭部を検者の手で2〜3cm高く支えてその手を急に下げたり、または乳児の手を持って背中を床面から少し離し急に手を放したりすると、乳児の上肢は伸展して外転し、次に抱きしめるように内転する。この反射は生後4か月までに消失する

 

この反射をただ言葉で説明してもEPA看護師候補者はイメージがつかないため、その動作を私が真似をしてみたら、笑いながらOKと言われ、笑って納得されてました。😊 特に男性の候補者は覚えるのが難しいと話しています。

 

免疫の種類

IgG: 血漿中に最も多く存在する。胎盤を通過できるため、母体から胎児へ移行。生後3か月〜6か月頃最低値を示し、母親由来のものは生後6か月頃消失する。児自身の産生量が高まるのは生後3〜4か月頃で、5歳頃成人レベルに達する。

 

IgM: 胎盤を通過しにくい。子宮内感染がある場合に上昇し、出生時に存在している場合は子宮内感染を意味する。胎児期からの産生能力があり、1歳頃成人レベルに達する。

 

IgA: 胎盤を通過しにくい。分泌型IgAという型で母乳特に初乳に多く含まれている。乳汁中のIgAには大腸菌サルモネラ菌ブドウ球菌などの細菌抗体やポリオ・エコーなどのウイルス中和抗体が多く含まれる。腸管系の感染防御に役立つ。

 

IgE: 胎盤を通過しにくい。アレルギー反応に関与していて、過剰に産生されるとアレルギー性鼻炎や蕁麻疹などのアレルギー性疾患の原因となる。

 

免疫系は要点を覚えると簡単なので、特に問題はなく大丈夫ですと話された。

 

看護師国家試験まで、あと82日となり最期の追い込みに入りました。1人の候補者はグーンと成績が伸びてきてモチベーションがアップしてますが、もう1人はメンタルが弱くテストでミスが目立ちました。健康にも気をつけながら頑張って欲しいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございまーす😊