EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

胃がん ~昨日の続き~

早期合併症の予防

術後出血:ドレーンや胃管からの排液量と性状  血圧低下、チアノーゼの有無に注意

胃管抜去:排液量が200mL/日 腸蠕動の確認

 

縫合不全:発熱 白血球の増加 CRPの上昇 手術後3~10日頃発生しやすい 絶飲食 腸管内の減圧

 

胸水 無気肺 肺炎:発熱 頻脈に留意 呼吸理学療法

 

晩期合併症の予防

胃食道逆流症:噴門括約筋が失われ、胆汁や膵液が逆流 胸やけ 背部痛 心窩部痛 嚥下障害等の症状

 

吻合部通貨障害一過性の症状 吻合部浮腫の改善で食事可能 嘔吐を繰り返す場合は、内視鏡的拡張術を行う

 

貧血:鉄やビタミンB12の吸収障害による  術後5~10年でビタミンB12の欠乏による貧血

 

ダンピング症候群

術後、形態や機能が変化した消化管食物通過すると起こる

早期症状(食後30分前後):高張な食物が一気に腸内に入るためにおこる 

全身症状:冷汗や動悸など

腹部症状:腹痛など

 

晩期症状(食後2~3時間):大量の食物が急激に十二指腸に入るためにおこる  インスリンが過剰に分泌されて低血糖症がおこる

予防

・食事回数を増やす

1回量を減らす

糖質、水分量を減らす

・食後は安静にする

・就寝時はセミファウラー位

 

治療

・内服治療:粘膜保護薬、蛋白分解酵素阻害薬

・高蛋白 高エネルギー食を摂取させる

・急性症状の時:糖質を摂取させる

 

看護師国家試験まであと74日となりました。模擬試験で合格圏をいただいた人は試験の1ヶ月前から1日学習に変更。合格圏をもらえなかった人は国家試験の2週間前から1日学習になります。1名の方が驚くほど点数がアップしましたが、合格圏にはとどきませんでした。あと一歩です。あきらめずに自分を信じて頑張って欲しいです。

 

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