EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

~個別学習~

 

問題1.ストレス時の生体反応でみられるのはどれか

1.血糖値上昇

2.瞳孔縮小

3.尿量増加

4.ACTH分泌低下

5.心拍数減少

 

正答

1.〇 糖質コルチコイドの分泌行進により糖新生が進むほか、アドレナリンの作用でグリコーゲンが分解され、血糖値が上昇する。

2. 交感神経作用が優位になるため、瞳孔は散大傾向となる。

3.✖ アルドステロン、バソプレシンの分泌亢進により尿量は減少する。

4. ACTH(副腎皮質刺激ホルモン)の分泌は亢進する。

5.✖ 交感神経作用が優位になるため、心拍数は増加する。

EPA候補者は不正解でした。選択肢3を選んでいました。知識不足が原因です。要点学習をすすめました。

 

問題2.児童相談所について正しいのはどれか

1.すべての市町村に設置義務がある

2.自立支援医療(育成医療)の支給認定を行う

3.職員として児童福祉士をおかなくてはならない

4.医師でなければ所長となることはできない

 

正答

1. 児童相談所都道府県と政令都市に設置義務があり、中核市程度の人口規模の都市についても政令の指定を受ければ任意で設置できる。

2. 自立支援医療は平成25年度から、申請窓口、支給認定ともに市町村が行うこととなった。

3. 児童福祉法第13条に、「都道府県は、その設置する児童相談所に、児童福祉士をおかなければならない」と規定されている。

4.✖ 医師であり精神保健に関して学識経験を有する者以外にも、児童福祉司として2年以上勤務した者や社会福祉士なども所長となることができる。

EPA看護師候補者は選択肢2を選んで不正解でした。社会保障などの異国の制度を覚えるのは大変のようで、覚えてもまた忘れたり、混乱したりするようです。難しいですよね・・。

 

問題3.患者の権利について正しいのはどれか

1.医師記録は開示できない

2.医療者の治療の意見には従う

3.治験については、結果が正当なものになるよう患者の同意は得ずに行うことができる

4.セカンドオピニオンを活用する権利がある

 

正当

1.✖ 個人情報保護法により、本人から情報開示請求があった場合は、原則個人データをみることができるよう義務づけられている。

2. 医療者の治療の選択肢が説明され、選ぶのは患者本人や家族である。従わなければならないものではない。

3. 治験を行う場合は、治験の目的・方法、期待される効果や予測される副作用などの不利益、治験に参加しない場合の治療法などを文章で説明し、文章による患者への同意を得なければならない。

4. セカンドオピニオンとは、別の医師から病状、診断、治療法などの意見を得、主治医はその行動を理解し、協力することをいう。納得のいくまで相談すべきである。

EPA看護師候補者は正解しました。

 

看護師国家試験まであと24日となりました。1日9時から17:30分まで学習、自宅でも学習しています。最後の追い込みにはいりました。温かく見守りたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。