EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

~個別学習~

問題1.心臓機能障害によって身体障害者手帳の交付を受けた中学生のペースメーカー植え込み術にかかる医療費を一部負担する制度はどれか

1.療育の給付

2.養育医療

3.育成医療

4.更生医療

 

正答

1. 療育の給付は、18歳未満で結核のために指定療育機関に入院治療する必要がある児童が対象となる。

2. 養育医療は、母子保健法に規定される未熟児を対象としたものである。

3. 育成医療は、障害者総合支援法による自立支援医療制度のひとつである。給付対象は、身体に障害がある児童または将来において障害児となるおそれのある児童のうち、確実に治療効果が期待される児童とされている。育成医療を含む自立支援医療費については、応能負担を原則としている。

4. 更生医療は、障害者総合支援法による自立支援医療制度のひとつである。18歳以上身体障害者手帳保持者が対象となる。

EPA看護師候補者は選択肢2を選び不正解でした。療育や育成、養育、更生の言葉の意味が全くわからない状態でした。言葉を母国語に直してから要点学習するように伝えました。

 

問題2.Aさん(30歳 女性)は、全身性エリテマトーデス(SLE)と診断され、パルス療法目的で入院した。看護師のAさんへの説明で適切なのはどれか

1.「蛋白質を多く摂るようにしましょう」

2.「気分の変化があっても特に問題はありません」

3.「面会の制限はありません」

4.「紫外線を避けてください」

 

正答

1. バランスのとれた食事を心がける。全身性エリテマトーデスに伴う腎障害がある場合は、塩分制限・蛋白質制限が必要となるため、この時点で蛋白質を多く摂ることを促すのは不適切である。

2. パルス療法においては、多幸感や抑うつなど精神症状が起こることがある。気分の変化や普段ではとらない行動がみられた場合、患者の話をよく聴き、症状に応じた対応が必要となる。

3. 副腎皮質ステロイド薬の副作用として易感染があるため、面会は制限される。

4. 全身性エリテマトーデスの症状に日光過敏があるため、紫外線を避けるよう指導する。

EPA看護師候補者は正解でした。去年は全身性エリテマトーデスの疾患をよく理解していなかったですが、今年は要点学習の効果があり知識が増えていました。

 

パルス療法は大量の副腎皮質ステロイド薬を経静脈に短期間与薬する方法で、1週間に3日間を1クールとし、通常1ヶ月に1クール行うが、必要に応じて追加する。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。