はしか(麻疹)

はしか(麻疹)

昨日の夜のニュースで大阪府内ではしか(麻疹)が今年度に入り55人報告されているそうです。昨年の4倍近くに達したと言ってましたね。

我が家の長男も大阪にいるので、さっそく連絡しました。ねぜかというと、長男は後天性の免疫不全で3歳まで予防接種はできませんでした。長男の時代はMMRというワクチンがあり麻疹、おたふくかぜ、風疹の混合でした。後天性免疫不全は4歳までに完治し麻疹のワクチンを1回接種していますが、もしかしたら抗体がないかもしれないのでと報告しました。

現在の13歳未満の方はMRワクチン(麻疹、風疹の混合)を2回接種しているのですが、40歳以上の方は麻疹ワクチンがなかったので、接種していない人もいるはずです。なるべくワクチンを接種した方がいいですね。

 

はしか(麻疹)はましんウイルスによって起こる急性の感染症で、人から人へ感染してしまいます。感染力が強く免疫がない人が感染すると90%以上が発病するといわれています。

潜伏期(感染してから体に症状が出るまで):10~13日程度

症状:発熱・咳・鼻水など風邪症状のような症状のあとに高熱と発疹が出てきます。

   コプリック班(口腔内の内側が白くなる) 強い全身倦怠感 結膜炎

   赤色班状皮疹(顔から出て体幹、四肢に拡大していきます)

   肺炎や脳炎、や中耳炎などの合併症をおこしやすいです。1,000人に1人の割合で   脳炎を起こす人もいるようです。妊婦さんが感染すると、早産や流産の可能性が高くなるといわれています。胎児奇形を生じることはありません。

 

感染経路:空気感染・飛沫感染接触感染

 空気感染は病原体が気道から侵入する感染のしかた(呼吸器からの感染)

 飛沫感染は咳やくしゃみなどによって飛び散った病原体が口や鼻などの粘膜に直接触れて感染

 接触感染は皮膚や粘膜に直接触れて感染したり、タオルや食器を介して間接的に感染したりする感染です。

 

予防:ワクチン接種が大切です。「学校保健法」では、解熱後3日経過するまで出席停止と決まっています。病院では微粒子用マスクを使用しています。

 

まとめ

 ご自身がはしかにかかったことがない場合、母子手帳を確認してみてください。小さい頃ワクチンを接種していると記録が残っています。母子手帳がもうない場合は抗体を調べる方法もありますが、調べて検査結果出るまで時間があるので心配な場合はワクチンを接種する方が良いでしょう。 皆さん気をつけましょうね。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。