脳梗塞

脳梗塞とは

 脳にある動脈が詰まる(血管が詰まる)ことによって血管が支配する脳細胞が虚血になり、壊死(局所の細胞の死、または組織の死)した状態をいい、3種類あります。

 

アテローム血栓脳梗塞:脳の太い血管の内側にコレステロールの固まりができてしまい、血栓が詰まってしまう

 

ラクナ梗塞:脳の細い血管に動脈硬化が起こり血管が詰まってしまう

 

心原性脳梗塞:心臓にできた血栓が脳に流れてきて血栓が詰まってしまう

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脳梗塞の前兆症状

 片側の手足に力がはいらない、半身のしびれ、呂律がまわらない、言葉がでない、めまい、激しい頭痛、ふらつき、歩行困難など(個人差がある) 症状が治まってしまうと、そのまま放置する人もいて危険です。

予防:6月~8月の夏場、睡眠中、起床後2時間以内に発症しやすい就寝前と起床後にコップ1杯ずつ水を飲むことで予防につながります。冬にも発症しやすいです。

 

症状:脳細胞のどの部分に梗塞が起きたか(障害が起きたか)によって症状がちがいます。手足の動きに関する領域が障害を受けた場合は、手や足のしびれや麻痺、歩行困難となったり、言語領域の場合は呂律が回らなくなったり、言語障害が出てきます。脳梗塞は再発もしやすいので罹った後の数年は注意が必要になります。生命に影響することもあります。

 

私の父は11年前になくなりましたが、70歳後半からラクナ梗塞を何度も繰り返していました。幸いラクナ梗塞は脳の細い血管がつまるので大きな症状はでなかったです。朝、起きると失禁していたり、言葉が出るまで時間がかかったり、動きがスムーズでなかったりといつもと違うと気づきすぐ治療し麻痺などはありませんでしたが、歩行中は転びやすく何度も転倒していました。

 

リスク

 食生活の欧米化、塩分の濃い食事、運動不足、糖尿病、脂質異常症、喫煙、大量の飲酒、ストレス、心房細動などの不整脈、加齢など

 

もし、一緒に暮らしているご家族で、いつもと様子が違う、言葉が出てこない、表情が硬い、行動が緩慢など気になることを発見した場合はすぐ病院受診をお勧めします。早い段階での診断がカギをにぎります。治療も早い段階で行うことができれば回復ものぞめます。とにかく異常を早期発見することがポイントになるので、声をかけて反応を観たり、血圧を測定したり、眼の瞳孔反射をペンライトをあてて観てみることも大切です。普通、眼にペンライトを当てると瞳孔は縮小します。(目の中央の黒い部分が瞳孔)ライトを当てた瞬間縮小するのが緩慢だったり、左右差があった場合はすぐ受診です。

健康を維持させるには、基本は食事と、睡眠と、運動です。食事は和食中心がいいですね。食物繊維も意識して摂取していきましょう。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。