EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

~模擬テスト過去問題~

問題1.副腎皮質ステロイド薬の代表的な副作用はどれか

1.胸痛

2.脱毛

3.血圧の低下

4.免疫力の低下

5.頻繁な不整脈の出現

 

正答

1.✖ 胸痛は、虚血性心疾患でみられることの多い症状で、特にステロイド薬の使用でみられるということはない。

2. ステロイド薬により多毛を呈することが多い。

3. ステロイド薬は代謝異常(糖尿病)脂質異常高血圧を誘発するという副作用はあるが、特に血圧が低下することなない。

4. ステロイド薬により免疫力が低下することが作用でもあり、副作用でもある。感染症のある患者にステロイド薬を使用すると、感染が重症化する危険性が高く禁忌である。

5.✖ ステロイド薬が不整脈を直接的に誘発する報告はない。

EPA看護師候補者は正解でした。副腎皮質ステロイド薬の副作用は試験に出やすく要点をおさえるように話しています。

 

問題2.脾臓について正しいのはどれか

1.体表から触れない

2.脾静脈は下大静脈に流入する

3.卵形で長さは約20cmである

4.脾臓に入る脾動脈は胸大動脈から分かれる

 

正答

1. 左肋骨弓の中にあって、体表から触れない。

2. 脾静脈は門脈流入するので、門脈の血流が障害されると脾臓はうっ血により腫大する。

3. 卵形を扁平にしたような形で、長さは約10cmである。

4. 腹腔動脈から左胃動脈・総肝動脈・脾動脈が分かれる。

EPA看護師候補者は選択肢2を選び不正解でした。解剖が苦手と話します。臓器の位置や取り巻く血管は調べるように課題を出しました。

 

問題3.熱中症における症状についての組み合わせで正しいのはどれか

1.熱失神‥‥‥‥‥‥‥高体温

2.熱射病‥‥‥‥‥‥‥低体温

3.熱疲労‥‥‥‥‥‥‥血圧上昇

4.熱けいれん‥‥‥‥‥電解質異常

 

正答

1.✖ 熱失神は突然の意識消失で発症するが、体温は正常であることが多い。発汗を認め、徐脈がみみられることもある。

2. 熱射病では視床下部の温熱中枢まで障害が及び、体温調節機能が失われ、体温は過上昇し、発汗は停止する

3. 熱疲労では脱水状態となり心拍数や呼吸数は上昇血圧は低下する。

4. 熱けいれんは大量の発汗後、水分のみを補給し、電解質均衡が崩れた場合に起こる。

EPA看護師候補者は選択肢2を選び不正解でした。熱中症と熱射病の違いがわかっていなく要点学習をするよう声をかけました。もう一人の候補者は全問正解でした。

 

病院の忘年会、クリスマスパーティも終了し受験モードになりました。

インフルエンザも少しずつ罹患する人が増えてきているので気をつけてほしいです。衛生的手洗い、含嗽、マスクの着用の徹底です。

最後まで読んでいただきありがとうございます。