第113回看護師国家試験合格発表

合格発表日

3月22日は看護師国家試験合格発表日でした。2015年12月から経済連携で結ばれたアジアのEPA看護師候補者に日本語と専門科目を教えています。今まで看護師合格者を3名、准看護師2名を輩出しています。私の勤務する病院ではフィリピン🇵🇭とインドネシア🇮🇩候補がいました。現在はインドネシア看護師は母国に帰国して、フィリピン看護師がおります。それぞれの候補者は母国では看護師ですが、日本の看護師国家試験合格を目指して日本で勤務しながら資格取得を目指しています。

 

フィリピン候補者の〇〇さんは、去年は一般状況設定問題が1点不足で不合格。さらに1年私の指導の下で3回目のチャレンジでした。しかし、今年は必修問題で1点不足し不合格に終わりました。悔しい気持ちで残念な結果に終わり、面談して延長を希望。来年が最後の国家試験になります。

 

日本語能力試験はN3を合格していて今年はN2を目指すことになります。とっても頑張ってくれているので私も最後の支援をして来年の2月合格を共に目指します。専門科目は根拠を考えてマイノートを作成してもらうことにしました。

 

日本語の長文は海外の人にとって、かなり難しく、漢字の意味を理解するのはさらに難しいです。例えば筋萎縮性側索硬化症など漢字が9つあると混乱。筋は筋肉の筋と話して説明していきます。英語で翻訳があっても臨床では翻訳はないため漢字の理解をしておかないと、いざ合格しても臨床では通じません。それでもコツコツ諦めないで努力している〇〇さん。とっても活き活きして勤務と学習とを両立しています。

 

支援する側も模擬試験を振り返り分析して対策を考えながら共に悩み、成長していると感じます。不合格だったけど、積み重ねた成果は素晴らしいと思います。

 

辛い道のりですが絶対合格して問題に惑わされない知識をつけて欲しいと感じます。3月は気持ちをリフレッシュしてまた4月から頑張りましょうね💐〇〇さん