EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

在宅看護復習

介護保険の被保険者

 ・第1号被保険者65歳以上の方、市町村ごとに所得段階に応じた低額保険料を定めて市町村が徴収

 

 ・第2号被保険者40歳以上65歳未満の医療保険加入者、加入している医療保険者ごとに算定され医療保険とともに徴収

 

 

介護保険制度における受給権者等

 第1号被保険者:要支援者要介護者

  保険料負担:所得段階別定額保険料(0.45~1.8割) 1割負担

  徴収方法:年金額一定以上は年金天引きでそれ以外は普通徴収

 

 第2号被保険者:要支援者や要介護者で初老期認知症脳血管疾患などの老化に起因する疾病によるもの 16特定疾病

  保険料負担:健保は標準報酬×介護保険料率(事業主負担あり)

        国保は所得割、均等割等に按分(国保負担あり)

  徴収方法:医療保険者が医療保険料として徴収し、納付金として一括して納付

 

 

介護サービス利用の手続き

1.利用者は市町村の窓口に申請する。

2.主治医意見書、認定調査を受ける。

3.医師、看護職員、福祉関係者などによる介護認定審査会で話し合い要介護認定を受ける。

4.非該当者は市町村の実状に応じたサービス非該当者で要支援、要介護のおそれのある方は介護予防ケアプランで介護予防事業

5.要支援1、要支援2の方は介護予防ケアプランで介護予防サービスや地域密着型介護予防サービスを受ける

  介護予防サービス:介護予防通所介護、介護予防通所リハビリ、介護予防訪問介護など

  地域密着型介護予防サービス:介護予防小規模多機能型居宅介護、グループホームなど

6.要介護1~5の方は施設サービスの特別養護老人ホーム老人保健施設介護療養型医療施設に入所する場合と、在宅サービスや地域密着型サービスを受ける方法がある

  在宅サービス訪問介護訪問看護通所介護、短期入所サービスなど

  地域密着型サービス:小規模多機能型居宅介護、夜間対応型訪問介護グループホームなど

  予防給付は要支援1~2   介護給付は要介護1~5で行われる

 

介護保険で定める16特定疾病

1.がん末期

2.関節リウマチ

3.筋萎縮性側索硬化症

4.後縦靭帯骨化症

5.骨折を伴う骨粗鬆症

6.初老期における認知症

7.パーキンソン病関連疾患

8.脊髄小脳変性症

9.脊柱管狭窄症

10.  早老症

11.  多系統萎縮症

12.  糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症および糖尿病性網膜症

13.  脳血管疾患

14.  閉塞性動脈硬化

15.  慢性閉塞性肺疾患

16.  両側の膝関節または股関節に著しい変形を伴う変形性関節症

 

介護保険の利用者で医療保険訪問看護の対象となる厚生労働大臣が定める疾病等

末期の悪性腫瘍

多発性硬化症

重症筋無力症

・スモン

筋萎縮性側索硬化症

脊髄小脳変性症

ハンチントン病

・進行性筋ジストロフィー

多系統萎縮症

パーキンソン病関連疾患

プリオン

・亜急性硬化症全脳炎

後天性免疫不全症候群

・脊髄損傷

人工呼吸器を使用している状態

 

EPA看護師候補者がこれを覚えるのは結構難易度が高く何度も繰り返し行っていますが

介護保険で定める16特定疾病厚生労働大臣が定める疾病を区別して覚えるのは大変のようです。母国語に直して覚えてから日本語で覚えるよう努力しています。この中でも頻出疾患にしぼって覚えてもらいます。最後まであきらめずに努力して合格を是非勝ち取っていただきたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。