今日は第108回看護師国家試験でした。EPA看護師候補者の方がたは受験してどんな感じかメールで確認すると難しかった。去年より難しく感じたそうです。
毎年看護師国家試験受験者数は増加傾向です。(全体的に)
日本人の合格率は88~91%ありますが、EPA看護師候補者の合格率は低いです。
H28年 EPA看護師候補者は429名中 47名合格 合格率11%
H29年 EPA看護師候補者は447名中 65名合格 合格率14.5%
H30年 EPA看護師候補者は441名中 78名合格 合格率17.7% でした。
毎年、ほんの少しずつ合格率は上昇していますが、まだまだ低いです。なんのために日本に来日し、どのように計画して国家試験まで学習計画を立案するか、日本語と専門用語をいかに理解するかがカギとなります。問題にはルビがふられている問題を選択できますが、意味がわからないと無駄になり、関連性からなんとなくこれかな?となってしまいます。候補者は初めての受験のときは、ほとんど日本文が理解できずサイコロの出目で選ぶように回答したようです。今回は、意味は理解していても知識がどこまであるかが問われ、最後のチャンスになりました。
1名はたとえ不合格でも、准看護師の資格を去年取得しているので4年間のみ日本にいることができます。あと1名は今年の発表が来月なのでまだわかりません。
看護師国家試験の発表は3月22日(金)です。きっと今頃は答え合わせをしていると思われます。私もドキドキします。
2年前は合格者を2名輩出しましたが、やはり個人個人の特性、性格、学習の仕方、生活態度いろいろな面でアドバイスしていかないと、合格をつかむのは非常に難しいと考えています。私も指導方法を模索しながら、また工夫して覚え方を考えながら私自身も学習が必要と考えています。
日本は今、老年人口の増加のスピードが速く、逆に出生率は低下、結婚して出産する女性の年齢も晩婚化してきています。高齢者を支える人口が減少していて、将来がふあんになります。看護師になりたいという人口は増加していますが、結婚して家庭に入って専業主婦になる率も高く、慢性的に日本は看護師不足が続いています。
大学ではどこも看護学科を併設するようになり、看護師の大学生は増えていますが受容と供給のバランスがわるいです。もっと、もっと看護師になりたい方が増えていってくれると助かります。人に勇気を与えたり、闘病意欲をもたせられたり、感謝されたり、悩みや不安を軽減させられるお仕事です。人の心を支えることは大変なことですが、その分、自分自身も成長し子育てにも役に立ち、人生経験が豊富で豊かな人間性をそだてられます。未来の看護師が増えていきますように・・。 私はこの職業を誇りに感じて今まで続けてこられました。今後も働ける限り頑張って候補者支援を続けていければと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。