8年前の出来事

8年前の地震

あれから8年経ちました。当時の私はある病棟の師長でした。14:46分は病棟に入院している患者様の入浴日で、朝から入浴する患者さんが順番に入浴していました。入浴は自立している人は一人で入浴できますが、部分介助が必要な方、全身の介助が必要な方がいます。寝たまま入る機械浴に入っていた女性の患者様は湯舟のお湯が左右に大きく揺れ「どうなるかと思いました」と泣いていました。震えあがる大きな地震。都心の高いビルは左右に時計の振り子のようにゆらゆら大きく揺れていました。

 

病棟内の患者様に声をかけながら、異常がないか点検しました。地震後エレベーターが止まり、入浴した患者様を1階から4階に運ぶのにはシーツを使い4~5人で患者さんを包んで階段でベッドまで移動。体力は限界でした・・。この時まだ、津波の情報は私たち職員は知りませんでした。

 

患者様全員をベッドに移動させてから、病院内の壁のひび割れを報告後ようやく津波の情報を知り驚いた次第です。

職員の家族で被災した人はいないか確認し、その日の仕事を終えました。

帰るときは電車が動いていなく徒歩で渋谷まで歩いたのですが、渋谷方向から歩いてくる人の多さでなかなか前に進まなく、渋谷までは2.5時間かかりました。

渋谷に到着しても電車は止まっていて、動くまで待ち数時間。電車も沿線によって動いていない沿線もあり、帰宅難民となります。結局、自宅には深夜2時に帰宅。当時長男は大学生。長女は小学生。携帯もつながらず連絡とれずで家族の状況も心配でした。

 

おばあちゃんは、震度5以上の場合、小学生は学校まで親が迎えに行かなければならないですが、私の場合、電車が動いていなく迎えに行けず、母に頼むために電話をかけましたが電話が込み合って連絡取れず、長女は18時まで家族が迎えにくるまで先生と過ごしました。母は迎えにいくことを忘れていました。

東京でもこの地震によって建物のひび割れが多く発生していました。東北は驚くほど悲しい風景に変わり、テレビをみるのもつらかったです。

 

 

Yahoo JAPANで3.11と検索すると10円が寄付されるそうです。

私も検索しました。

 

この8年前の震災を教訓とし、いつまた襲ってくるかもしれない地震に備えることが大切です。

いつ地震が起きても自宅に非常食、水、ペットボトル、簡易トイレ、ラジオ、ソーラー付き充電器、サランラップ、ゴミ袋、ティッシュ、軍手、懐中電灯、電池、タオルやバスタオル、安全ピンを準備しておかなければいけません。

皆さんはもう準備していますか?

通勤バックへ懐中電灯(小)やチョコなど常に持っていた方がいいです。

大きい地震が発生した場合、どこに避難するか避難場所も確認しておく必要があります。海から3km以内は高い場所に避難が必要ということも教訓です。4階でも危険です。

 

ご家族で再度確認備し合い、備えと避難場所を決めましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございます。