EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

~一般問題~ (看護師国家試験を目指して)

 

問題1.A君(12歳 男児)は、身長150cm、体重63kgである。両親は共働きであり、中学受験のため、下校後、週3回塾に通っている。朝食は寝坊して欠食することが多く夕食は塾から帰宅後の遅い時間に摂っている。A君の両親に対する指導で適切なのはどれか。

1.食事はレトルト食品を用い、短時間で食べることができる献立を工夫するよう勧めた。

2.受験が終われば食生活は落ち着くので、焦らず様子をみるよう勧めた。

3.A君が十分に睡眠をとっているのか、普段の生活習慣を確認するよう勧めた。

4.母親の勤務時間を午後になるように調節し、朝はA君を起こして朝食を摂取させるよう勧めた。

 

正答

1. レトルト食品は塩分脂肪分が多い。また、食事は短時間で摂取すると視床下部の摂食中枢に刺激が伝わるまで時間がかかり、過食となりやすい。

2. 成長期の食生活は今後の健康につながるため、受験勉強によるストレスなども含めて観察することが必要である。

3. 寝坊を理由に朝食を欠食しているため、睡眠の確認が必要である。

4. 母親の勤務時間の調節について、看護師が介入することは好ましくない。

EPA看護師候補者は正解しました。この問題は一般の方も解ける問題と感じます。肥満の小学生が寝坊で朝食を欠食することが多く、塾からの帰宅も遅く夕食も遅い時間に摂取している。一般家庭で受験生のお子様でありがちな生活スタイルを問題にしています。親としても気づかなければいけないですね・・。

 

問題2.施設とその対象者の組み合わせで正しいのはどれか。

1.介護老人福祉施設‥‥‥‥‥‥‥‥常時医学的管理が必要な者

2.介護老人保健施設‥‥‥‥‥‥‥‥常時介護が必要で在宅介護が困難な者

3.経費老人ホーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥リハビリテーションが必要な者

4.グループホーム‥‥‥‥‥‥‥‥‥要支援2と要介護者で認知症である者

 

正答

1. 介護老人福祉施設特別養護老人ホーム)は、身体上または精神上著しい障害があるため、常時介護を必要とし、自宅で適切な介護を受けることが困難65歳以上の者を対象とする。現在入所対象者は要介護3以上となっている。

2. 介護老人保健施設は、病状が安定し入院の必要はないが、医学的管理のもリハビリテーションや看護・介護を必要とする要介護者を対象としている。

3. 経費老人ホームは、60歳以上で居宅において独立した生活を営むことが困難な者無料または低額な料金で入所させ、日常生活に必要な支援を行う施設である。A型、B型、ケアハウスがある

4. グループホームとは、認知症対応型共同生活介護を実施する施設である。要支援2要介護者かつ認知症である者が共同生活を営み、入浴、排泄、食事等の介護や日常生活上の世話および機能訓練を行う。

EPA看護師候補者は正解しました。昨年まではこのような問題は苦手でなかなか正解しませんでしたが、今年はしっかり理解しました。一般家庭でも家族がいつかは施設に入所しなければならない日がくるかもしれません。知識として覚えていた方が便利です。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございまーす。