EPA看護師候補者教育 ~看護師候補者とともに~

~専門用語~

看護師国家試験の発表はまだです。今年は難しい現状です。もし不合格でも准看護師として勤務することができる候補者がいるので、今は、臨床で使う専門用語をスムーズに表現できるように訓練しています。例えば患者様が「体がだるい」と訴えた場合、専門用語で倦怠感と表現が必要で電子カルテの看護記録に入力していくための訓練をしています。電子カルテは言葉を入力すれば漢字も変換できるので漢字には苦労しません。表現力は1年間はかなり苦労しています。

現在、免許取得して2年目に入るEPA看護師もまだまだ十分ではなく、表現方法に困ったときは携帯で勤務中に調べ、調べてもわからない場合は先輩看護師に質問して理解しているのが現状です。ナースステーションで電話が鳴っても、誰か出てくれないかな?という表情で周りを見ているようですが、自分ひとりしかいない時は勇気を出して対応できるようになっています。臨床に出るといろんな試練が待ち受けています。患者様から何か話しかけられても、難しい言葉は意味がわかりません。「私ではわからないので、別の看護師に交代します。」とういうことをスムーズにいえませんでした。2回聴いてもわからない場合は、謝って交代するように説明しています。患者様や家族からはいらだちもなく、いつも丁寧な接遇で褒められ信頼関係もできています。

4月から臨床でデビューするまでは、私と訓練です。今日はその一部を紹介します。興味ない方はスルーしても大丈夫です。

 

問題

1.家族、親族の病歴のこと  → (    )

2.気管や肺など呼吸器系器官から口や鼻などを通じて出血すること →(    )

3.うがい  → (    )

4.現在は治癒しているが、過去にかかった病気のこと → (    )

5.尿に血液が異常に多く混ざっていること → (    )

6.体がだるいこと → (     )

7.季節や日付、時間など自分がおかれている環境がわからなくなること →(   )

8.飲み込んだ水や食べ物、唾液等が気管の方に入ってしまうこと → (    )

9.かすれた声 → (    )

10.身体の一部または全身に不随意で無目的な震えが起こる状態 → (    )

11.入浴できない患者様に身体をタオル等で拭き、清潔に保つこと → (    )

12.姿勢、形を整えること → (    )

13.針を刺す行為 → (    )

14.薬の使用回数が増えるにつれ効果が薄れてしまうこと → (    )

15.膝より上のももの部分 → (    )

 

正答

1.家族歴          9.嗄声(させい)

2.喀血(かっけつ)     10.振戦(しんせん)

3.含嗽(がんそう)     11.清拭(せいしき)

4.既往歴          12.整容

5.血尿           13.穿刺(せんし)

6.倦怠感          14.耐性(たいせい)

7.見当識障害        15.大腿部(だいたいぶ)

8.誤嚥(ごえん)

 

まとめ

このような感じで毎回問題を出し、少しでも表現力がアップするよう訓練しています。問題をつくるのはかなりの労力が必要ですが、候補者の立場になって考え努力しています。少しずつマニュアルも作成し、次回のEPA看護師候補者に活用できるようにしています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。クイズ感覚で挑戦すると、意外と理解しやすくなると思います。