EPA看護師からの相談
私の勤務している病院でEPA看護師として勤務しているSさんからの相談
Sさん: 相談があります。いいですか?
私: 元気?
Sさん: 実は悩みがあります。奥さんが7月で退職する
ことになりました。
私: あれ? あと1年延長して国家試験受験するのでは
なかったかしら?
Sさん: はじめは頑張る予定だったけど、諦め延長は
やめました。
私: 奥様は今後どうするの?
Sさん: ここの病院で看護補助として勤務を希望して
います。だけど、ここはジルバブはダメです
よね?
私: 勤務中にジルバブを使用しなければならないの?
Sさん: 奥さんは使用できなければ母国に帰ると話して
ます。
私: 夫婦になってまもなく別々に生活は勧められません
Sさんは、どうしたいの?
Sさん: できればジルバブを使用する許可と、勤務する
許可をもらいたいと思います。
ジルバブはイスラム教徒の女性が髪や首を覆うスカーフです。日本でも街を歩いていると、見かけるようになりました。
私の勤務する病院にも1名イスラム教徒がいますが、病院側は勤務中の使用は許可していません。賛否があります。
私: なぜダメなのか部長に聴いてみて、相談するね。
少し時間をくださいね。
Sさん:師長さんありがとうございます。待っています。
と話し部長に相談・・。患者さんが怖がらないかしら? と。 本人が被っている写真を見せると、前向きに検討すると、言われ返事を待っています。
ジルバブだけで就職も難しい現実をみたそうです。
Sさんは現在病院の寮に入っていますが、奥様は施設の寮にいて生活をしています。当院で勤務できると家族寮に入ることができ、格安で入れます。
Sさんは真面目で繊細な方、勤務態度もよく評価も高いです。病院の判断を待ちますが、許可がでると補助さんの就職率もアップするはずです。
日本はまだまだ偏見や見た目を気にする風習があるので
改善していく必要があると感じました。諦めずに意見を話して良い環境にもっていきたいと感じます
訪問、ありがとうございます。😊